2012年6月のアーカイブ
日経トレンディー に…
2012年6月15日
こだわりの店内、“チョコレート染めの着物”の展示も
マリベル京都本店の店舗設計ではマリベル氏も積極的にかかわり、店舗内の家具や内装について納得いくまで徹底的にこだわった。店舗には喫茶コーナーが設けられているが、空調機までチョコレート色に塗り、テーブル1つをとってもテーブルトップは大理石、足は猫足のものを中心にセレクト。伝統あるフレンチとニューヨークの新しさをミックスしたイメージになっている。
「マリベル氏はとてもセンスがいい上に体力もある。私も一緒にマーケットへ家具を探しにいったことがあるのですが、こちらはバテてしまいそうなスピードでところ狭しと会場を駆け回っていました。そして、アッという間に店舗にぴったりの家具をチョイスしてしまうのです」とマリベル京都本店マネージャーの濱田紀穂氏は話す。
シャンデリアやアンティークな家具など、全体的に女性好みな印象の内装
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家具、内装はすべてマリベル氏がチェック。空調機もチョコレート色に塗っている
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クレジット決済時のサイン用として用意しているのは、羽根付きのボールペン
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さらにオープン時に合わせ、“チョコレート染めの着物”を制作した。これは岩城氏の「前例のない面白いことをやろう!」という提案で、京都在住の着物デザイナーである富田伸明氏に制作を依頼し、実現した企画だ。富田氏は着物を着て大リーグの始球式を務めたデザイナーとして知られており、着物を染めるために使ったのはもちろんマリベルのチョコレートだ。“非常にぜいたくな着物”として仕上がった。京都の老舗、名門料亭、各界の著名人を招いた同店のオープニングレセプションでお披露目され、その後も店内に展示されている。
なお、実際に完成した店の内装と、チョコレートで染め上げた着物を見たマリベル氏は「Amazing!」(すごい!)と、とても感激した様子だった。そして、この着物目当てに来店する客も絶えないという。
着物デザイナーの富田伸明氏がチョコレートで染め上げた着物
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キモノスタイリスト冨田伸明
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